『リゾナント ブルー』は良い!

モーニング娘。の新曲『リゾナント ブルー』を見たら、日記に書き残したくなったから書きます。


う〜ん…前回の「笑顔YESヌード」から一年もたってしもたのかぁ、あの時は「きたっ!」と思ったんだけどなぁ…。
次の曲「悲しみトワイライト」もカッコ良さ全開だったから(こんだけカッコイイ曲が続くんだったら、これからは期待大だなぁ)とほくそえんでいたのに、みきてぃがあんなことになったり…。中国人の女の子が二人入ってきたのに世間的にはそれほどインパクトを与えられないままだったり…。ハロモニ@は視聴率がとんでもないことになってしまったり…。

私自身、ハロモニハロモニ@に衣替えしてから3回見ただけで、その後は見るのやめちゃいました(泣。だって面白くないんだもの!私の住んでいるトコは当然のごとく一週間以上遅れて放送されるので、その間にいやんなる位の「罵詈雑言」をネット上で見てしまえば観る気も失せますって!そう思ってネット断ちして2週程観てみたけど…やっぱり面白くなくて愕然としてしまったので、その後はスッパリとハロモニ@から離れてしまいました(号泣

それ以外の番組でも殆ど「娘。」を観る機会もなく、別段「娘。」が出ている番組を探して見ようとも思わなくなってしまったり。歌番組でも活躍どころか…世間的にも関心度が…。

でも、だからこそ、このまま終わらないためにも、新しい風を起こすための『何か』が必要なんだ!と思っていました。そして……


新曲「リゾナント ブルー」には、モーニング娘。が再度ブレイクするキッカケとなる『何か』が見えた気がしています。

1.本当に「カッコいい」
2.徹底的な役割分担
3.モーニング娘。の「久住」の確立
4.ダンスの洗練度が高い

PVを2〜3回観ただけでこれだけの『何か』を見つけてしまうくらいの凄さをこの曲に感じてしまいます。なにかエライ事が娘。の中で起こり始めているような予感を感じさせてくれます。そんな自信を彼女たちの表情から感じ取ってしまいます。凄く嬉しい驚きです。


1つめの「カッコいい」は今のメンバーで期待できるカッコよさの限界を超えていた事への驚き、彼女たちにそんな「表現」ができるんだぁ〜、見たこともないそんな「表情」が出せるんだぁ〜、凄いやん!!そんな気持ちからいろんな意味で”本当に”カッコいいなぁ〜と思ったのです。


2つめは、PVを観ればわかるとおり「メイン」「サブ」「その他」を完璧に分けちゃった、重さんは一発芸のみ、光井さん&中国娘二人は完全にバックダンサー状態にしてしまった点。ここまで躊躇なくやってしまえば「潔さ」を感じます。といってもその四人も完璧にバックダンサーを演じ切っている所が素晴しいです。黒の衣装も相まって「影(シャドー)的カッコよさ」が醸し出されている雰囲気は私的には凄く好きなイメージだったりします。そして「メイン」の二人(高橋・田中)は完璧に前面に展開し、サブの二人(新垣・亀井)は完璧な中盤を形成する。さらに…


3つめの「久住小春」の出番です!彼女に関してはオーディション合格の頃の「手放しのべた褒め」から私的には180度印象が変わってしまいました。今では世間一般では「モーニング娘。の…」ではなく「きらりちゃんの中の人」という認識が一般的となっている事実を考えるに、なんでモーニング娘。のオーディションに合格したの?(させたの?)って何度も思っていました(泣。
で、きらりちゃんとして何曲も歌った結果、モーニング娘。の楽曲でも彼女のパートだけ「きらりちゃん節」が炸裂するという悲しい現象が…もしかしたら私だけが感じているコトなのかもしれませんが、どうしても「異質」な歌声に聞こえてしまうのです。どうして使い分けないのだろう…いつもそう思っていたらこの曲では!!
そう、とうとう来たのです。「モーニング娘。仕様の久住小春」が!!!その長身をこれ見よがしに見せつけながらのシャウトはあまりにもクールでニヒルでカッコいいのです。もう一度PVを見直してみたら小春ちゃんって縦横無尽にポジションを変えてるんですね。こりゃ凄いや……
最初、彼女を「1.5列目」ポジションだと思ってたんですけど、所謂「リベロ」って奴ですか?ここまで動くのは驚きです。メイン+小春ちゃんで形成するトライアングルが絶妙のバランスだったり、PVで随所に見られる最後列中央での低い体勢でのシャウトのカッコよさだったり。これだけ彼女を効果的に使うと嫌でも「モーニング娘。の久住」の存在感を感じさせてくれますね(また、必要最小限のパートしか歌っていない、というのも憎いポジショニングだなぁ…と感心する所。もしかして歌声は未だに「きらりちゃん節」なのかもしれないなぁ)。


4つめのダンスは、洗練度が高いっていうより、自信によって洗練度と違う何かが「プラスアルファ」された。というのが正解なのかもしれません。
高橋・田中に関しては(随分前から最前列で戦ってきたという自信が伺えて)完成されているとしても、特に小春ちゃんの表情の『ふてぶてしさ』を見るにつけ「凄い自信満々だなぁ」と思うし、覚えたダンスを披露しているのではなく自分の中で消化吸収したダンスを体で表現し始めている、というように見えます。そしてサブポジションのガキさん・亀井嬢の二人の「だ・け・ど ねぇねぇ・だ・け・ど〜」って所のカッコよさにもそんな「自信満々」な雰囲気が漲っているように感じます。ガキさんの艶っぽさを含んだ表情は何曲も前から現れていたので「より洗練された艶」なのですが、それに匹敵する位に亀井嬢が「色っぽさ」をダンスと表情に込めてきていて、見劣りしてないなぁ〜とつぶやいてしまったり。あの瞬間の「左右のバランス」があの二人にしか出せない!と感じさせてくれたので、凄く気持ちいいんですよホントに。

あと洗練度の高さを感じる所としては、間奏部分の動きですね。大人数でのダンスでは「ベタ」なのは重々承知でああいう動きをキッチリと「魅せてくれる」のは凄く嬉しい!!だって素直に「うわぁ〜動きが綺麗や〜!」と微妙に鳥肌がたってしまったんですから。あれをスタジオライブとか『Mステ』とかでカメラアングル真正面で完璧に決めてくれたら最高です。ぜひ決めてください!見るものを「アッ!」と言わせてほしいです。




「笑顔〜」で感じた光井さんの可能性や中国娘の二人が持っているであろう可能性を、この曲で見ることは残念ながらできませんが、それでもこの『リゾナント ブルー』という曲には期待せずにはいられないのです。なぜか…


もしかしたらこの曲は、本当の意味での「高橋率いるモーニング娘。の曲」になるであろう曲だから、と私的に感じているからなのかもしれません。実は今のモーニング娘。の立っている位置は、創成期のモーニング娘。の位置とよく似ているのでは?と思うのです(いや、世間がモーニング娘。を知っているという点では更に厳しい立ち位置なのでは?とも思います)。いつも私が考えてしまう「あの頃の娘。の曲ってもっとこう…色っぽくて、艶っぽくて、物憂げで、切なくて…」というイメージとトークでの「なんだこの子らは?この子は自己主張強すぎ!そんでもってこっちの子は覚めすぎ!ほんでもってリーダー怖すぎ(笑」というイメージのギャップを世間一般の人たちが認めていく過程で『国民的アイドル』としての地位を確立していく姿こそモーニング娘。なのだから…という想い。実は間違いなのかもしれないけど、今の状態を続けていても何も変わらないのでは?ならばもう一度、完成度の高い曲を引っさげて「どうだっ!」と言わんばかりのパフォーマンスを魅せつけてやることから始めるのもいいのでは?と思います。この曲はそんな「どうだっ!」と胸を張って言える曲だ、と私は感じているから…。


この数年で世間で「モーニング娘。」と認識されていたメンバーが殆ど卒業(脱退?)していったという事実を考えれば、私的に言えば、現在の「モーニング娘。」はそのスピリッツを受け継いだ「本当の意味でのモーニング娘。」ではないと思っています(矢口さんがあんなふうにやめちゃった時点でその精神が中途半端な状態でしか受け継がれていないと思えるから)。
それでも…私の中では5、6期がいる今の「モーニング娘。」も大好きな「娘。」だと思い知らされています。どうしようもない曲をニコニコしながら歌うグループなら、何の未練もないのですが…こうやって期待させてくれる楽曲を目の前に突きつけてくれる限り、期待せざるを得ないのです。贅沢を言えば10年前に「娘。ファン」だった人達が味わったであろう感動を、今の芸能界のこんなポジションにいる「モーニング娘。」のファンの端くれである私にも味あわせてもらいたいのです。そのためには、やはり今の主流である「聴かせる楽曲」を連発して世間をあっ!と言わせてやる、この1曲じゃなくカッコいい楽曲を「どうだっ!」といわんばかりに畳み掛ける、という流れを作って欲しい。もう「かわいい曲」や「ファニーな曲」「コケティッシュな曲」は彼女たちがやる必要はない。「Berryz工房」「℃-ute」がいるんだから。「娘。」はもっと「大人でカッコよくて艶っぽい曲」をやらなきゃ!って思うんです。




なんか、凄く熱く語っちゃった気がしますが……ぶっちゃければ「ここまで落ちちゃったんだから、もー怖いもんナシでしょ?」って感じかな?既存のモノは全部取っ払っちゃっていかないと二度と這い上がれないような気がするので、あえて無茶なコトも書いてみました、本当は思ってることの半分も表現できていませんが(哀。
書く気が沸いたら、明日以降ももう少し思ってることを書いてみようかな?と思ってます。自分の中に溜め込んでるとモンモンとしてしまって「娘。」を嫌いになりそうだから…というよりも「娘。」と完全に決別しちゃいたくなるから。